パンダの赤ちゃん 鳴き声変わる シンシン安心？竹パクパク 上野動物園
Hazardlab：2017年06月21日 13時38分
http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20763.html


（出典 sp.hazardlab.jp）

母乳の出をよくするためにササの葉を食べるシンシン。常に右前足で赤ちゃんを抱っこしている（上野動物園）

　今月12日のパンダの赤ちゃん誕生から10日が過ぎた上野動物園では、母親のシンシンがクマザサや竹の葉を食べる姿が見られるようになった。
生まれたばかりは不安気に「ギャーギャー」と鳴くばかりだった赤ちゃんも落ち着いた声で鳴くようになり、体毛にパンダらしい黒い毛が見られるようになった。

　ジャイアントパンダの母親は、出産すると野生でもしばらく飲まず食わずで過ごすことが多いが、動物園ではシンシンの健康状態を考え、出産翌日から経口補水液を与えて水分補給をはかり、16日からは母乳を増やすためにタケノコを食べさせている。

　食事の間もシンシンは片方の前足で赤ちゃんをしっかり抱きしめながら、空いている方の前足で器用にタケノコをつかんで食べており、18日以降はタケノコとともにクマザサとヤダケの葉も口にするようになった。
水分や固形物をとるようになったことで排泄も確認されているが、消化機能が安定するまでは、ゆっくりしたペースで栄養補給をさせているようだ。

　赤ちゃんの方も、1日10回程度の授乳回数が増えて、19日から20日にかけては20回ペースとなっている。
また授乳時間も、それまでは15秒程度でおっぱいから口を外していたのが、今は6分くらいまで伸びているという。

　発育に伴って、耳や目の周り、背中にうっすら黒い毛が目立ち始め、出生直後は不安そうに「ギャーギャー」鳴くばかりだったのが、最新の動画では「グゥグゥ」と落ち着いた声で鳴くようになった。


（出典 sp.hazardlab.jp）

パンダらしい模様が目立つようになってきたシンシンの赤ちゃん（上野動物園）